
「価値観の一致」を探している人が、
いつまでも結婚できない理由
「金銭感覚や仕事への価値観が合う人と結婚したい」
「家事への意識や食の好み、時間や金銭への感覚(価値観)が合う人と結婚したい」など、仕事に頑張り真面目な人ほど失敗を避けようとする気持ちから、価値観の一致を求める傾向があります。
しかし、ここに最大の盲点があります。心理学や家族関係の研究が示す通り、結婚生活で本当に大切なのは「価値観が合っていること」ではありません。
そもそも、食の好みや時間の感覚、人生の価値観がピタッと一致する人間など、地球上に存在しません。
さらに30年、40年と続く日常の中では、転職、出産、子育て、親の介護、老後など、環境の変化によってお互いの価値観は必ず変わっていきます。最初の一致にこだわって相手を選んでも、それは数年で意味を持たなくなります。
では、これらの不一致を抱えながら、なぜ幸せに何十年も続いている夫婦がいるのでしょうか。
家族心理学や行動科学の臨床データが示す、本当の正解を解き明かします。
【本質への転換】重要なのは「ズレがないこと」ではなく、ズレを前にした時の『適応力』
本当に長続きする夫婦は、「お互いに違う考えや習慣を持っていることを、ストレスなくお互いが受け入れて処理できる力」を持っています。
日々のズレで生活が破綻してしまう夫婦は、相手に「自分と同じやり方」を強制(期待)しています。「なぜ私と同じように家事をやらないの?」「なぜ私と同じ趣味を楽しまないの?」という、同質化の要求がストレスを生むのです。
一方で、激変する時代を生き抜く最強のバディ(相棒)になれる夫婦は、日々の不一致を以下のように「軽やかに切り離して適応」しています。
やり方の違いにイライラするくらいなら、最初から自分でしたり、足りない部分は完璧を求めず、楽観的にとらえ、お互いを責めない仕組みに変える。
無理に同じものを食べず、「平日の夜はそれぞれ好きなものを食べる、週末の1食だけ美味しいものを一緒に楽しむ」と、食卓をイベント化する。
相手が1人でいたい時は「今はチャージ中だね」とそっとしておき、自分も自分の趣味に没頭できる、心地よい他人の距離感を維持できる。
お互いの考えのいい所を取り入れながら相談したり、相手の考えを尊重し、許容していく。

真面目な人は【選択にゼロか1】しかないことが多いです。要は、固定観念にしばられないことが大切。人生の答えは一つではありません。
💍 大阪梅田ドクターズ結婚相談所が考える「結婚の定義」
結婚とは、1つの人格に溶け合うことではありません。
「全く違う2つの個性が、お互いの領分を侵さずに、同じ屋根の下で機嫌よく並走するための共同プロジェクト」です。
「違っていて当たり前。だったら、お互いが一番ラクなルートを作ろう」とお互いが笑って言える相手。それこそが、持続可能な結婚生活をもたらし、本当に選ぶべきパートナーとなるでしょう。
